今夜のバスで東京、行ってきます、日帰りです。
ううむむ、今回の夏コミで大好きな人たちがブリーチから撤退する模様です・・・(涙目)
いっぱい話してこよう・・・チキンだけど!
そして、原稿されてたサークルの皆さん、本当にお疲れ様でした!
帰ってきたら兵庫に行ってきます。
ううむむ、ハードスケジュール!
帰ってきたら漫画描きたいですっ。
下にちょっと前に書いていたSSS、
グッドモーニングコールから派生した新聞屋の話、
主に新聞屋で最後に浦原さんがちょろっといます。
平子さんに言われて新聞をとりました。
また中途半端でおわっとる。
昨夜は大雨だったので、今朝の天気は散々泣いたあとのような清々しさだ。
少しまだ湿り気のあるつんとくるような朝の空気、
それを吸いながら、新聞屋は自転車を漕いでいた。
新聞屋は空座町のこの地区を担当して、もうすぐ一年目になる。
今ペダルを漕ぐ自転車もその当時からの相棒だ。
まだ沈み掛けみたいな、ささやかな朝日に染まる仄明るい進み、新聞を入れていく。
ブレーキを止める音が寝息の絶えない宅地に響くのに、少しぎょっとしながら、
籠の中で束だった新聞紙がブレーキの音の分だけ減らしていく。
「最後はここかあ・・・」
新聞屋は最後の一紙を持って、どこか今時じゃない看板を見上げる。
看板には浦原商店と書かれてあった。
(やっぱ、なんというか、奇妙というか・・・)
懐かしいような、それでいて、馴染みのないような感覚。
浦原商店はあるようでな、そんな存在だった。
浦原商店の扉の端に備え付けられた、木造のポストに手をかける。
ここのポストは他の家のポストと違って、手作りなのか妙に入り口が狭いから、
新聞屋はいつもねじ込むようにして新聞を入れていた。
今日もいかに形を崩さずにいられるかと悪戦苦闘している。
するとがらりと戸が開く音。
どきりとして、手が止まる。
どこかネジを巻き損ねた人形みたいにぎくしゃくと首を回すと、
扉を開けた先に男が立っていた。
男は鳶色の甚平のような服をゆったりと着て、
その上に膝丈ほどある黒い羽織を重ねて、
ちなみに足には下駄を履いていた。
男は薄色の髪の毛先を跳ねさせ、
その肌は朝日のせいか不健康そうなくらいの白さだった。
どこか非日常から切り抜いたような男の出で立ちに、
思わず食い入るように見てしまう。こちらに気付いた男と目があって、ぎくりとなる。
「お、おはようございます」
じっと見つめていたことで、やましい気持ちになって咄嗟に挨拶をする。
ついでに不自然じゃないように愛想笑いをしようと思ったが、笑い損ねた。
「おはようございます-、新聞、ですか?」
男はへらりと笑って明るい声でそう言った。
そのまま男は欠伸をしながらこちらに近付いてくる。
男が歩く度にからん、ころん、ころと下駄の耳触りのいい音がした。
男から気怠げな雰囲気を感じる。
どこがと聞かれれば解らないが、けれど男が纏う空気が、
新聞屋が息を吸う度に流れ込んできて、あらぬ想像をかき立てられそうになる。
例えば、この男が昨夜、誰と寝たのだろうかだとか、
それとも一人で眠ったのだろうかだとか。
明らかに開きすぎの胸元にキスマークがついていないかだとか。
「いただきます」
声と共に差し出された手に、はっと我に返って、男を見る。
「あ、はい」
差し出された手に、慌ててポストから新聞を取り出そうとして失敗する。
引っかかって中々取れない、
男がこちらを見ていると思うと、異常な焦りを感じた。
「ありゃ、入り口、小さすぎましたか?」
男がそう言った時に、やっと新聞紙が取り出せた。
「すみません」
謝りながら少し曲がった新聞紙を渡す、受け取った男の手は大きくて、
そのくせ指は神経質みたいに細かった。
節ばっていて、白い、
こんな手をもつ人間は学者肌なのだと誰かが言ったのを思い出した。
「ありがとうございます」
新聞屋から新聞を受け取って男は笑って言った。
NAME!!=うみすぐる
MY LIKE 1or1!!
ルシフェル×イーノック
平子×浦原
LIKE!!=二次創作
はじめまして、日本産の腐女子です!
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